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急性大動脈解離

急性大動脈解離という病気を最近耳にすることは時々あるのではないでしょうか?

先日、落語家の笑福亭笑瓶さんが66歳という若さでこの病気で突然死されました。
その他石原裕次郎さん、加藤茶さんなども同じ病気で手術を行っております。

かなり危険な病気であることは想像できると思います。

今回は突然死の可能性の極めて高い疾患「急性大動脈解離」について解説したいと思います。

急性大動脈解離とは?

血管は内膜、中膜、外膜の三層構造となっています。
急性大動脈解離は内膜に亀裂が入り中膜が裂けていく病気です。

裂ける場所により二つのタイプに分類されます。

急性大動脈解離の原因は?

高血圧糖尿病脂質異常症などの生活習慣病喫煙ストレスなど様々な要因で発症することがわかっております。

その中でも高血圧はかなりの高リスク因子です。

生活習慣病について

急性大動脈解離にはどんな症状がありますか?

一般的には突然胸や背中に強い痛みが生じます。

時に痛みは移動し、良くなったり悪くなったりする場合があります。
また、裂けた場所によりその先に血流がいかないため失神、下肢の虚血など様々な症状を起こします。


急性大動脈解離の治療方法は?

病気のタイプによりハッキリと分けるのは難しいですが、それぞれのタイプ、合併症により以下のような治療法が検討されます。

  • スタンフォードA型 
    緊急手術が必要となります。

  • スタンフォードB型
    血圧コントロールを行い、急性期は保存的治療を行います。

お伝えしたいこと

急性大動脈解離は突然発症し、手術を行ったとしてもかなり死亡率の高い病気です。

このような病気を発症しないためには常日頃の生活習慣病への取り組みが重要となってくるのではないでしょうか。生活が忙しく日頃の管理がおろそかになりがちですが、小さなアドバイス、負担にならないような治療法の選択が可能となっております。一度当クリニックにご相談いただけたらと思います。

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