下肢動脈超音波検査
最近は動脈硬化が様々な血管に及ぶことが知られております。
疾患の項目でお話ししたように下肢(足)の血管に動脈硬化が起こった疾患を閉塞性動脈硬化症といいます。
下肢のどの部位に病気があるか下肢動脈エコー(超音波)検査を行うことにより見つけることができます。
下肢動脈エコーはどのようなことが分かりますか?
体表面から超音波を当てることにより、下肢の血管を画面に映すことができます。
動脈硬化(プラーク)があれば直接見ることができ病気がどの部分にあるか分かります。
またカラードップラーという血流をみる機能もついているためそれを使用することによりさらに詳しく病気がわかります。
どのような病気がこの検査の対象になりますか?
- 閉塞性動脈硬化症
- バージャー病(閉塞性血栓血管炎)
などが対象になります。
お伝えしたいこと
下肢動脈エコーの特徴は
- 45分くらいの比較的短時間の検査である
- 血管を直接見られるため原因がどの部分にあるかわかる
- 痛みなどの苦痛がなく負担が少ない
歩くと足が重くなるなどの症状があり、ABIが低下している場合に下肢動脈エコーは非常に良い検査です。
検査を行い、病変を観察することにより今後の治療法などの選択に大いに役立ちます。
適応のある方はご提案させていただきます。
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