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心臓に雑音があるといわれたら?

重大な病気のサインかも!?

何も自覚症状はないけれど、健康診断で「心臓に雑音がありますね」と言われたことはないでしょうか。
もちろん問題ないこともありますが、重大な病気のサインであることも少なくありません。
今回は心雑音について解説したいと思います。

  1.  なぜ雑音が聞こえるの?
  2.  具体的にはどんな病気があるの?
  3.  病院に行ったほうがいいの?

 

1. なぜ雑音が聞こえるの?

心雑音が起こる原因には

  • 弁の閉まりが悪い場合
  • 弁の開きが十分でない場合
  • 心臓の筋肉に穴が開いている場合
  • 血流の通り道が細くなっている場合
  • 血流が速くなっている場合

などがあります。

医師は聴診の際に、心雑音が聞こえる場所や雑音の種類によって疾患を推測していきます。

 

2. 具体的にはどんな病気があるの?

心臓の4つの部屋(右心房、右心室、左心房、左心室)を区切る弁は、血液が流れるときに開き、流れ終わったら閉じて、血液が逆流しないように機能します。
何らかの理由で弁に異常があり、弁の閉まりが悪く逆流を起こしたり、弁が開きにくく血液の流れが悪くなっている状態が心臓弁膜症です。

心臓弁膜症にはいくつかの種類がありますが、ここでは2種類紹介します。

僧帽弁閉鎖不全症 心臓の部屋を区切っている弁(僧帽弁)の閉まりが悪くなり、逆流を起こしている状態です。
大動脈弁狭窄症 心臓と大動脈を区切っている弁(大動脈弁)が固くなり開きにくく、血液の流れが悪くなっている状態です。

 

その他、以下のような疾患の可能性もあります。

心室中隔欠損症 心臓の部屋を区切る筋肉(心室中隔)に穴が開いているため起こります。
肥大型心筋症 心臓の筋肉が大きくなり血の通り道が細くなることにより起こります。
貧血、甲状腺機能亢進症など 心臓以外の原因により血流が速くなり、心雑音が聞かれることがあります。

 

3. 病院に行ったほうがいいの?

診断は問診、聴診、心臓エコー検査で比較的容易に診断がつきます。

安心していただくためにも、お早めに循環器専門医にご相談ください。

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