HbA1cとは
健康診断でもよく見る「HbA1c」。
血糖値の指標であることはわかっていても、いったいどんな値のことを言うのでしょう?
ここではHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について詳しく解説していきます。
HbA1cとは?
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは、糖が結合したヘモグロビンの割合を表したものです。
つまり血糖が高いと糖が結合したヘモグロビンが多くなり、HbA1cの値が大きくなります。
体の中の血糖のレベルを測るには、HbA1c、空腹時血糖、随時血糖があります。
空腹時血糖、随時血糖はその瞬間の血糖の値を表すのに対して、HbA1cは過去の平均的な値を表します。
そのため、直前の食事などの影響は受けません。
HbA1cはなぜ過去の血糖の状態を表すのか?
血液の中の糖はヘモグロビンにいったんくっつくと、赤血球の寿命(約120日)が尽きるまでもとには戻りません。このような理由で1〜2か月前の血糖値を反映します。
HbA1cはどれくらいから注意しないとだめですか?
正常型 | 要注意型 |
糖尿病が |
糖尿病型 | |
HbA1c (NGSP) |
5.6% | 5.6〜5.9% | 6.0〜6.4% | 6.5%〜 |
出典:糖尿病診療2010 日本医師会雑誌 vol 139特別号(2) S32-S35
上の図でも示した通りHbA1c 6.0%以上は糖尿病が否定できない(糖尿病のけがある)値です。
ただ、この値だけでは糖尿病の判断が難しいため、医療機関の受診をお勧めします。
お伝えしたいこと
糖尿病の診断は症状、血糖値、HbA1cの値を総合的にみて診断します。
当クリニックに来ていただければ診察、その他の値を参考にして診断させていただきます。
一度お話だけでも聞きに来ていただけたらと思います。
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