訪問診療について
退院後元通りの生活ができるのだろうか・・・?
今後通院できるのだろうか・・・?
など、高齢になり思うように体が動かないと様々な不安があると思います。
その不安、訪問診療のシステムが解決するかもしれません。
ご家族だけで悩んでいないで、お住いの地域や、クリニックに相談してみてはいかがですか?
ここでは訪問診療とは何かについて書きたいと思います。
1. 訪問診療ってなに?
通院が困難な患者さんの自宅へ医師が定期的に訪問し、診療を行うものです。
定期的な訪問に加え、状態の変化に対応するため365日24時間体制にて臨時で往診し、診察を行います。
日頃の診察では、自宅での療養生活を支えるため状態の確認、内服、点滴の処方などを行い状態の安定に努め、充実した生活を送っていただきます。
当院では在宅ホスピスケア(緩和ケア)、高カロリー輸液管理、人工呼吸器管理なども可能です。
さらに多職種と連携を取りながらさらなる充実した生活となるよう支援を行います。
2. どのような方が訪問診療の対象となるの?
- 体の機能の低下、認知機能の低下により行動性が低下し通院困難な高齢者
≫ 認知症在宅ケアについてはこちら
- 神経難病患者や外傷後遺症患者などの方
- 悪性疾患(癌など)をお持ちの方
≫ がんの痛み緩和についてはこちら
3. 家ではどのようなことができるの?
- 通常の診察、健康状態の把握、内服薬の処方
- 病院で行っていた点滴の管理
- 痰が多い方の吸引
- 人工呼吸の管理
- 胃ろう(経管栄養)管理
- 腹水、胸水穿刺
など、自宅であっても病院で行っていたことの大半は行えます。
4. 当院からお伝えしたいこと
想いを大事にし、患者さん視点で診療にあたります。
充実した生活を営む伴走者になれるよう努力します。
様々なご要望があると思いますのでまず状態をうかがわせていただきますので当院にご相談ください。
5. 訪問エリア
鎌倉市および隣接する市区(藤沢市、横浜市戸塚区・栄区)を中心に訪問診療を行います。
当院から半径16kmの範囲が訪問診療可能なエリアとなりますので、上記以外の地域についてもご相談ください。
6. 他の医療施設、介護サービス事業者との連携について
患者様の状況に応じて、下記医療・介護施設と連携し、きめ細やかな対応を致します。
患者様同意の上、連携する施設間において『医療介護専用のコミュニケーションシステム「メディカルケアステーション」(MCS)』というICTツールを用いて患者様の診療情報等を共有しています。
メディカルケアステーションとは?
患者様の治療やケアに必要な情報を関係職種間でインターネットによりリアルタイムに共有します。
厚生労働省のガイドラインに準拠したセキュリティで大事な情報を守ります。