がんばっている人たちに
「多少の困難は乗り越えてやろう」
と頑張る方は少なくないと思います。
昔の言葉でいう「気合で乗り切る」というやつです。
人生の大半の時間を過ごす、仕事・家庭・学校などの場所では喜びや楽しみの経験がたくさんできる場所である反面、強くストレスを受ける場所でもあります。
そのような場所で
「何とかしてうまくやろう」
「自分が我慢すればいい方向になる」
「自分の責任でこうなっている」
とお考えの人もいるのではないでしょうか。
このような「頑張りすぎ」は病気の原因となります。
今回はそんな「頑張りすぎ」が引き起こす病気、”適応障害”について書きたいと思います。
つらいこと、嫌なことがあれば落ち込むのは誰にでもあることです。
しかしそのストレスが度を過ぎれば病気となり、治療が必要となります。
適応障害の主な症状としては、
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- 朝起きるとおなかが痛い
- 動悸がする
- 胸が苦しい
- 喉が詰まった感じがする
- 不眠
- 不安に襲われる
などがあります。
一見ストレスとは関係なく見える体の症状が適応障害の症状です。
当てはまる方、いらっしゃいませんか?
これらの症状が出てきたとしても、軽症な早期のうちに治療を開始すれば、症状を改善していくことが可能です。
具体的な治療内容はとしては、環境調整(休職、休学)、内服薬での調整などです。
最後にもう一度・・・
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- 朝から気分がすぐれない
- 夜眠れない
- 原因のわからない身体症状がある・・・
それは適応障害の症状かもしれません。
一度医療機関に相談してみてください。
解決の糸口が見つかるかもしれません。