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帯状疱疹ワクチンについてQ&A

[2024.04.17]

こんにちは院長です。


最近患者さんからも帯状疱疹のワクチンについて質問を受ける機会が増えております。


良く受ける質問について答えてみたいと思います。

 

Q.帯状疱疹の痛みとはどんな感じですか?

A.かかる前から帯状疱疹の出る場所にピリピリ感、痛みを感じます。

大きな問題となるのは、帯状疱疹が治癒した後も痛みが継続し、服が擦れただけでも痛い、など不快な痛みが持続する(帯状疱疹後神経痛)症状に悩まされることです。

 

Q.何歳からワクチンを受けることができますか?

A.帯状疱疹の発症率の増える50歳以上が適応となります。

特に3人に1人が発症するといわれている80歳以上の方には、効果が高いのではと考えております。

 

Q.ワクチンは2種類ありますがどのような違いがありますか?

生ワクチン

子供の予防接種に使用しているものと同じもので ウイルスを弱毒化したものを打って免疫を付けます。
弱毒化しているので有効性が少し低く50%、5年の持続効果も約60%程となっております。

80歳以上の方に対する有効率は18%と低くなっております。

 

不活化ワクチン(シングリックス) 

帯状疱疹予防のために作られたワクチンです。
このワクチンは2回接種し、体に免疫を付けることにより効果を現します。
50歳以上の予防効果は97%

大きな問題となる帯状疱疹後神経痛に対してかなりの高い予防効果を持っております。

 

Q.ワクチンを接種後の副反応はありますか?

A.個人差はありますが、不活化ワクチン(シングリックス)は翌日の倦怠感、風邪のような症状を感じる方もいらっしゃいます。

 

Q.シングリックスは高いと聞きますが・・・?

A.当院では1回22,000円でシングリックスの接種を行っております。

つまり2回打つと44,000円になります。

最初に払う費用は少し掛かりますが、10年以上効果が持続することを考えると1年4,400円以下という換算になるため悪くはないのかもしれません。

>> 予防接種の費用についてはこちら

 

Q.先生自身はどのように考えですか?

A.ワクチンに対する考えは人それぞれであり、患者さんの考えを優先したいと思っております。

患者さんを診察していて帯状疱疹後神経痛に悩まされている方は少なからずいらっしゃいます。

予防できるものなら予防したかったという意見をいただくこともよくあります。

痛みはかなり生活の質を落とします。
豊かな生活を送るためにもワクチンを受けるのも一つの手であると説明させていただいております。


帯状疱疹ワクチンに関して悩まれている方、質問がある方は一度来院していただければと思います。

 

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