血圧手帳のすすめ
こんにちは 院長の青野豪です。
今日は血圧手帳について書きたいと思います。
高血圧は自覚症状がなく、なんとなく薬を飲んでいるだけで、治療の目的が分からなくなりますよね。
そのため、治療の導入・継続が非常に難しい疾患であると日々感じております。
医師としては、将来の脳梗塞・心臓疾患・腎臓疾患の予防のために内服をお勧めしております。
また医学の進歩によりそれぞれの疾患を予防できる血圧の値、どの薬を選択すると効果的かわかってきております。
とはいっても10年先、20年先のことを言われても治療の目的を見失いがちになるのが人間だと思います。
そこで日々血圧手帳を活用することにより、ご自身の血圧の値の変化、目標血圧の達成度などを実感していただき治療継続に貢献できると考えております。
加えて外来診療の際、血圧手帳を見せていただくことにより高血圧診療の大きな助けになると考えております。
高血圧で治療されている方、今日から自宅での血圧の記録を始めてみませんか?
少し治療に前向きになり、達成感も味わえるのではと思っております。
患者さんと医療従事者でしっかり話し合い、情報を交換して治療に臨んでいきたいと思いますので分からないことはご相談いただければと思います。