高血圧の治療薬
[2023.08.16]
ご無沙汰しております 院長の青野です。
今日は高血圧の薬についてのお話です。
外来診療では、高血圧の患者さんが多くいらっしゃいますが、
僕が医師になりたてのころと比べ、高血圧の治療を取り巻く環境は大きく変わりました。
たとえば…
様々な優れた薬の登場
- 血圧を下げる作用に優れたもの
- 心臓の機能を保護、改善するもの
- 狭心症の痛みを予防するもの
- タンパク尿を減らす作用のあるもの(腎機能を保護する)
など
年々変化する血圧の目標値
- 脳梗塞、心筋梗塞などを起こしにくくする血圧が分かってきた
- もともと高血圧以外の生活習慣病のある方の目標血圧値が定められるようになった
今後も医療の進化に伴い、目標値が変化していく可能性があります。
このような変化の中で高血圧の治療に求められているのは
患者さんの様々な状況をみて薬の選択を必要があること
だと考えております。
私も外来診療時には患者さんの年齢、性別、現在の病気の状況、生活状態、考え方などをみて薬物の選択を行い、共に良い治療ができるようにお互い話し合っております。
なんとなく投与されていると思われがちな血圧の薬一つにも様々な理由があり、投与を行っております。
今後の血圧の治療をどうしていくかお悩みの方、健康診断などで初めて高血圧を指摘された方など、ご相談いただければ共に高血圧という問題を解決していきますのでお気軽にご相談ください。
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