5月17日が何の日かご存じですか?
すでに今は5月17日の午後9時を回っております。
今日は大半終わったことになりますが、それでも書かせていただきます。
本日は高血圧の日です。
2008年から正式に日本でも高血圧の日となったようです。
今回は私高血圧診療で感じていることを書きたいと思います。
私は外来診察を行う際、自宅で測定した血圧記録を持参していただき、それを診察に役立てています。
残念ながら現状は目標血圧を達成できている方は多くありません。
高血圧は症状がないため、医師、患者ともに踏み込んだ治療にいけないのが一因としてあるのではと考えております。
また日々患者さんも忙しいため運動、食事、内服をしっかり行うことも本当に大変なことだと感じております。
一方的な医師からの知識の押し付け、患者さんの生活に対する上から目線のアドバイスは治療を全く上手くいかせない行為だと痛感しております。
それでも、少しでも病気を減らし、健康を維持していただくためあの手、この手を使って診察を行っております。
開業後も高血圧をはじめとする生活習慣病の正しい知識を患者さんと共有し、お互い納得のいく治療法、継続可能な生活習慣の改善に取り組んでいきたいと思っております。
患者さんもしっかり自分の病気に対する思いを医師に伝えることのできる外来診療を行っていきたいです。
今日という日は私にとって高血圧という病気だけでなく、どのように診療すればいい結果を招くことができるか考えるよい一日となりました。