こんにちは。院長です。

今回も運動のお話です。

皆さんはどんな運動を行っていますか？
ランニングはハードルが高いので、ウオーキングを取り入れている方も多いのではないでしょうか。

「どのくらい歩いたらいいですか？」
「歩いてもあまり体重が減りません」

という質問やご意見をよくいただくことがあります。

今までのブログで述べたように歩くだけの運動で体重を減らすのは本当に難しいと思います。
また、1日1万歩歩くのもかなりの努力が必要だと思います。

ウィーキングだけでも運動になる？？

では歩くの意味ないのでしょうか？
決してそんなことはありません。
僕は外来ではこのようにお答えさせていただいております。

『通勤の途中、一駅手前で降りるなど、可能な範囲で歩きましょう』

『もし可能なら、しっかりと胸を張り、腕を曲げてウオーキングをしてみましょう。そうすると体幹の筋肉も鍛えられ、体重減少効果もUPしますよ』

『通勤以外に歩く時間がとれるなら、歩くだけの時間を作ってみましょう』

とアドバイスをします。

歩くという運動だけの時間を作ることにより運動、自分の体のことを考える時間が作れ、心もすっきりする効果もあるためです。

歩くことで死亡率が低下する

アメリカの国民のデータですが

8,000歩以上、週１～２日でも歩けば、まったく歩かない場合よりも様々な理由での死亡率が下がることも分かっております。
これは週に１,２日の運動でも効果があることを示唆しております。
（参考）JAMA Netw Open.2023;6(3):e235174.doi:10.1001/ja-manetworkopen.2023.5174

 

皆さんダイエットは達成したい目標だとおもいます。

ウォーキングというのは、なかなか目に見えて現れなくてもプラスの効果はあります。

日々の生活の中に歩くこと、運動を取り入れてみてはいかがでしょうか？

クリニックではただ単に採血データや投薬の話をするだけではなく、こういう疑問にも可能な範囲でお答えします。
体に関する疑問があれば、なんでも投げかけてください。